09/10/05 小出浩久代表からパスカル氏に解放を訴える手紙について
10月5日の記事にて統一教会(統一協会)の信者であるYMさんの家族らによる保護説得(拉致監禁のこと)を主導し、脱会説得を行っているとみられるパスカル・ズィヴィー氏に対して当会より抗議の手紙を送付したことを伝えました。
それから1ヶ月以上経ちますが、残念ながら現在のところ何の返事もなく、いまだYMさんは解放されておりません。
引き続きYMさんの開放と保護説得(拉致監禁のこと)を主導したり、脱会説得を止めるよう訴えるものです。
・9月28日に送った手紙の文面はこちらに引用しておきます。
……………………手紙……………………パスカル・ズィヴィー様
拉致監禁をなくす会代表 小出浩久会員(47人)はじめてまして。突然のお手紙を差し上げるご無礼をお許しください。
私たちは、特定宗教団体の信者に対する拉致監禁(保護)をなくすことを目的に、この2月に発足した市民団体です。会員の多くは統一教会員ですが、教団とは一線を画した市民団体です。
さて、今回、お手紙を差し上げることにしたのは、統一教会・足立青年支部に所属するYMさんが9月18日の夜に拉致監禁された事件に関して、パスカルさんが何らかの形で関与されているのではないかと推測したからです。
事件の経過は以下の通りです。
YMさんの実家は北海道の札幌市です。父親は文具関係の卸の仕事をしていらっしゃるようで、札幌と仙台に仕事場をお持ちのようです。YMさんは、仙台に単身で来ていた父親の仕事を手伝うために、9月18日、仙台に向かいました。夜の12時頃、足立青年支部にYMさんから電話がありました。
「家族も仙台に来ていて、これからどこかの場所に移動するようです」
これ以降、電話を取り上げられたのか、連絡は一切入っていないそうです。
統一教会の教会員の拉致監禁のパターンはきまっていて、両親や家族が教会員を拉致し、マンションに監禁する。そのあと、脱会説得者がマンションを訪問し、統一教会からの脱会を迫るというものです。
YMさんもこのパターンと同じで、仙台で拉致され、そのあと、どこかのマンションに移動し、監禁されたと、私たちは推測しております。
YMさんの事件に、貴殿が関わっているのではないかと推測したのは、こういうわけであります。
2006年1月2日、統一教会の川崎青年支部に所属するKMさんが札幌市の実家に戻ったところを家族によって拉致され、札幌市内のマンションに監禁されました。
約1年後に、KMさんは脱会されました。川崎青年支部によれば、KMさんが監禁されてから数カ月後に、脱会説得にパスカルさんが訪れたということです。同支部は確かな証拠を持っているようです。もう一つ、推測の根拠となることがあります。
2007年9月、YMさんと同じ、足立青年支部に所属するTKさんが旭川市の実家に戻ったところを拉致され、旭川市内のマンションに監禁されました。その1月後、TKさんは母親から「YMさんという人、知っているか」と聞かれたそうです。
それで、TKさんは足立青年支部に「YMさんが狙われているようだから、気をつけて」と電話してきたそうです。それと同時に、TKさんはマンションでパスカルさんに脱会説得を受けたと話していたそうです。
説明が長くなりましたが、こういうわけで、今回のYMさんの件に関しても、パスカルさんが関わっていらっしゃるのではないかと推測した次第です。
そこで、お願いしたいことは、もしYMさんのご家族から相談を受けたり、連絡を取られたりしていらっしゃるのであれば、ご家族にYMさんの監禁を解くように指導していただけませんでしょうか。
おそらく、ご家族はYMさんに「統一教会問題に詳しい人に会って欲しい」と頼み、パスカルさんに会うことの了解を求めていると思います。私たちは、自由な状態で、YMさんがパスカルに会いたいというのであれば、まったく問題にしませんし、それよりなにより、監禁という物理的束縛のないところで、親子が統一教会問題を話し合うことには大賛成です。
YMさんはこの2年間以上、実家に戻っていないと聞いていますが、それはとにもかくにも、拉致監禁が怖いからです。そうした教会員、カープの会員は決して少なくありません。
私たちは「拉致監禁をなくす」ことを目的に活動しており、物理的束縛のないところで、通常の親子の会話がなされることを望んでいます。
ところで、会員の一人である宿谷麻子さんによれば、パスカルさんは宿谷さんの監禁体験を聞かれ、「保護説得はもうしない」と話されたそうです。おそらく、保護=拉致監禁は、信者本人の心を深く傷つけ、のちのちまで心の傷が癒えないことを認識されたからだと思います。
どうか、宿谷さんの当時の訴えを思い起こされ、またパスカルさんのサイトにリンクされている宿谷さんのホームページ「夜桜餡」に再度、目を通され、宿谷さんに約束したときの初心に戻られることを希望いたします。
突然の不躾なお手紙、申し訳ありませんでした。ご返事、鶴首してお待ち申し上げております。どうかよろしくよろしくお願いいたします。
なお、配達証明書付きの郵便にしたのは、確実に配達されることを期してのことです。他意はありません。不信感を抱かれたら、どうかご寛容ください。2009年9月28日……………………おわり……………………
小出浩久代表からパスカル氏に解放を訴える手紙 : 拉致監禁をなくす会