アメリカより後藤徹・副代表の速報─vol.1
訪米中の後藤徹・当会副代表より第一報が入りました。以下お知らせします。
★しょっぱなから大物体験者に遭遇
18日、ワシントンに到着。日差しが強く、東京並みと思われる暑さの中、時差ボケ初体験での強烈な眠気と格闘しつつ、日本では見たことのないドデカイハンバーガーにかぶりつきながら打ち合わせ中、アメリカに埋もれていながら今回の訪米をきっかけに発見(?)されたアメリカ在住の3年間の拉致監禁経験者のお話を急きょ伺うことになる。
女性版ダイハードを彷彿とさせる壮絶な監禁下での戦いと脱出劇を息をのみながら伺う。拉致監禁の非道性を改めて知らさせると同時にアメリカにも多くの拉致監禁被害者が埋もれている予感が走る。
★「まさに拷問だ」
19日ワシントンを中心に活動している人権活動家数人と会合を持つ。自分の体験を交えながら日本の拉致監禁の実態を説明する。皆さん一様に衝撃を受け、ある方は「まさに拷問だ」とつぶやき、日本での拉致監禁の悲惨さを理解してくださった。
ワシントンを中心に活動する元下院議員でキリスト教牧師のフォントロイ牧師(※1)と会合を持つ。この方はマルティン・ルーサー・キング牧師の元側近でキング牧師とともに黒人解放運動を推し進めた経歴を持つ人物。迫害されているマイノリティの人権を擁護する闘士である。ネルソン・マンデラ氏(※2)の解放や今回の北朝鮮で拘束されたアメリカ人ジャーナリストの解放にも中心的に関わってきた。「日本で同じキリスト教牧師がこのようなこと(拉致監禁)をしているということは本当に恥ずべきことだ」と日本の牧師たちが拉致監禁に加担していることに強い憤りを表明される。この問題の解決にむけ積極的に協力してくださることを約束してくださる。
★アメリカにも「なくす会」を
ワシントン周辺の統一教会から招待され、自分の体験をお話しさせていただく。皆さん、日本の拉致監禁問題の深刻さに驚愕。その中には米国で3回デプログラミング(※3)を受けた女性が参加。相当時間がたっているはずだが、強いPTSD(※4)を持っていることが伺える。その地域だけでも日本人で4~5人の経験者いることが判明。アメリカにもこんなに多くの拉致感監禁経験者が埋もれているとは・・・アメリカにも「なくす会」のような団体をつくることが実現可能かもしれない。拉致監禁経験者のための牧会活動の必要性を話し合っていた。
なお後藤氏の米国での活動と当会との関係については予告編をご覧ください。
注)
※1 ウォルター・フォントロイ牧師。元下院議員。オバマ大統領と近い。米国公民権運動で、40年余り人権差別に対する運動のために戦う。
※2 南アフリカ共和国元大統領。反アパルトヘイト運動により反逆罪として1962年8月に逮捕。1990年2月11日に釈放される。釈放後、1991年ANC議長に就任。当時のデクラーク大統領と共にアパルトヘイトを撤廃する方向へと南アフリカを導き1994年に大統領に就任。民族和解・協調政策を進め、経済政策として復興開発計画(RDP)を実施した。(ウィキペディアより)
※3 信仰者本人の意思に反する拉致、監禁、暴行などによる物理力を行使して、身体と行動の自由を妨げ、精神的圧迫によって無理強いに信仰を棄てさせる行為のこと。詳しくは米本和広氏著『我らの不快な隣人』163~165頁を読んでください。
※4 何か脅威的なあるいは破局的な出来事を経験した後、長く続く心身の病的反応。その出来事の再体験(そのことをありありと思い出すフラッシュバックや苦痛を伴う悪夢)が特徴的。(Yahoo Japan ヘルスケアより)
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