拉致監禁をなくす会

当会の会員である塩谷智子さんが、米本和広氏の「火の粉を払え」ブログに手記を寄せています。それによると、拉致監禁によって傷ついたのは智子さんだけでなく、御主人もうつ病を患われたそうです。
智子さんのご両親への許すことのできないご主人の怒り、行き場のない思いが智子さんに向けられました。智子さんもご主人を責めるという、地獄のような日々が続き、ついには智子さんもうつ病を発症するという最悪の事態を迎えました。
手記ではその後の米本氏との出会いと、インタビューを通じてご主人もまたPTSDであったことが分かったということ、拉致監禁首謀者側であったお母さんも、深く傷ついていたということが分かったことがつづられています。
そんな中で智子さんは、ご主人にお母さんから誤ってもらわないといけないと思い立ったそうです。そこまでこぎつけるのに16年の歳月を必要としたとのこと。しかしそこからがまたお母さんとのつらいやり取りが続きました。
それでも智子さんの根気と米本氏の著書のおかげで、お母さんがつらい思いを乗り越えて、許してくださいとのメールを下さったとのこと。そこから親も子も被害者であるという認識までこぎつけ、ご主人が快方に向かうなどの好転が始まったそうです。
直接米本氏のブログの手記を読んだ方が、実感がわくと思います。拉致監禁をしてでも息子娘を取り戻したい、と思っている親御さん、もし当ブログを読んでいらっしゃったら、ぜひこの米本氏のブログの手記を読んでください。