自分自身も他のメンバーも互いに尊重するための簡単なルールはありますが、あとは自分がその場で話したいことを話すというものです。誰にも言えない思いを抱えていたり、自分の心にフタをして生きている場合、安心できる「場」の中で自分の思いを語ることは貴重な体験となるでしょう。
これまでの集いでは、さまざまな内容がテーマとなりました。
拉致監禁の苦しみ 拉致監禁の後遺症 親子関係・家族関係
「拉致監禁」を指導する牧師 新宗教の体質 日本の文化・社会
・・・などです。
多岐にわたる内容ですが、同じ思いを共有することはみんなの力になり、他のメンバーの話を聞きながら、自分とは違う体験や考え方と出会うのもプラスになることがあります。
その場で得たことを種として、過去の自分を振り返ったり、現在の自分のあり方や将来のことを考えたりすることもあるようです。
この集いがみなさんの思いをつむぎ、一人ひとりにとって何かしらプラスになることを願っています。
●ファシリテーターより
人前で話すのは苦手という人もいるかもしれませんが、みなさんができるだけ自分の思いを表現しやすい場になるよう心がけています。
様々な立場の人が集まると、ともすれば受入れられない発言があったり、すれ違いが起きたりすることもあり得るでしょう。各々の立場を大切にするという基本姿勢が崩れないよう守りつつ、またこの場に参加することの負担についても配慮していきたいと思います。
*「サバイバー」とは、直訳すると「生き抜いた人」ということですが、過酷な体験を通過してきた人たちという意味で、一般に使われています。
* この集いは、なくす会の会員でなくても拉致監禁された体験を持つ方なら誰でも参加できます。また、特定の宗教団体に属している必要はありません。現在どんな考えを持たれている方でも参加できます。